深まる秋
葉っぱも紅くなってきました。
もう冬の気配も少しだけします。
先週は、毎年恒例のジャパンケーキショーがあり、東京に行ってきました。
いつものことながら、会場は人と熱気に溢れていて、サイズの小さい部門は入賞作品がまとめて展示されるのですが、もう黒山の人だかりで全然見えません。
大変な騒ぎです。
今年はシュガーの、昔からのお仲間と一緒に見に行ったので、あれこれといろいろ考察?しながら見てきました。
旧友っていいねぇ。
気兼ねなくいろんなことを喋って、しかも同好の士ですから、一緒に作品を見て、これどうやって作ってるの?とか、こうじゃない?とか、ホント、楽しいです。
日本のシュガークラフトは、もう本当にレベルが上がって、世界のトップクラスとも比肩だと思います。
大したもんです。
やっぱり日本人って器用だからね~。
今年は、うちの教室からも生徒さんがふたり、出品しました。
ふたりとも、毎日の忙しい仕事をこなしながら、よく頑張りました。
おうちも遠くて、どちらも1時間半~2時間かけて通ってくれています。
東京の会場まで搬入出しなくてはなりませんので、最後の仕上げの段階は私は、メールで送ってもらった画像でしか見ていなくて、完成形は会場で初めて眼にしました。
うちの生徒ちゃんたちの作品をご紹介しますね。
他にもたくさんご紹介したい作品があるのですが、勝手には載せられませんので残念です。
まずは、ミキコちゃんの作品から。
ボックスを積み上げたようなケーキにしたいとのことでした。
最初描いていたイメージはもっと違ったのですが、絞り込んでいくうちにこういう形に。
お花もアイシングのレースワークも、おうちでこつこつと頑張りました。
たくさん絞ったし、たくさんお花も作ったし、やっぱり大きな作品は、絶対に力になります。
ミキコちゃんらしい、若々しい可愛いケーキになったと思います。
こちらは、ユキコさんの作品。
蜜蜂をテーマに、アイシングワークに取り組んだ作品です。
中段は、アイシングのパネルを作って組み立てています。
下段に見えるブルーのお花はルリタマアザミなのですが、この花がもうすごく細かくて!
1輪作るのに、パーツを100以上作って組み立てます。
ワークも今回、いろんな方法を取り込めました。
細かい絞りもとても上手に出来て、きれいな仕上がりでした。
繊細な部分も多かったので移動が心配でしたが、壊れることなく本当に良かったです。
大きな作品を構築するには、イメージがとても大切です。
どんな雰囲気の作品にしたいのか?
そのビジョンを明確に持たないと、細部を考えていくときにブレてしまい、まとまりが悪くなってしまいます。
でも、イメージって漠然としているものだから、なかなかそれを具現化するって難しいんですよね。
今回の会場で見ていても、まとまりってすごく大事だなぁと感じました。
大きな作品をコンペに出品するには、何より気力が要ります。
技術は、だんだん上手になっていきますが、気力ってだんだん上がるとは限らない。
出したい、と思ったときに出さないと、コンペなんてとてもとても出品できません。
これはもう、私がドウコウ言う問題ではなく、本人の意志のみです。
仕事が終わってから、寝る時間を惜しんで制作し、休みの日も遊びも出来ずにコツコツと、挙げ句の果てには夢にまで出てきたりします。
そんな思いもしますが、出来上がったときの達成感や満足感はやっぱり、トライしなければ味わえない。
人生だねぇ~、とか思ったりします。
さてと、どこかで見たような…、と思われたかも?
そうです! 某コンビニのプレミアムロール・なんちゃってバージョン(笑)。
なんだか巷では、生クリームをたっぷりこんこんと巻いたロールが人気ですよね~。
某TV番組で、このプレミアムロールの製造工程が放映されていまして、じゃあ作るしかないじゃん!(←そういう展開?(笑))となったわけであります。
専用ケースとかないけどね。
そんなの平気。
なんでも代用品を考えるのは得意だから~。
こっちはね、生地に赤糖を使って、ラムレーズンを焼き込んだマフィンですよー。
トップにはたっぷりと、シナモン風味のシュトロイゼルを振りかけています。
このシュトロイゼルは、作るのにちょっとコツがあるのよ。
それはですねぇ、和菓子用のきんとんぶるいを使うこと。
きんとんぶるい、便利よ~。
四季折々のきんとんも出来ますよ。←それが正しい使い方(笑)。
秋が深まってくると、お菓子が美味しくなります。
食欲の秋だねぇ~。
ああ、美味しいものがいっぱい!
by cssucre2 | 2011-10-19 14:25 | Work | Comments(0)