上海ノスタルジア
上海・蘇州・杭州・無錫をぐるっと回るパッケージツアー。
今まで、こういうお任せのパッケージツアーというものに参加したことがなかったのですが、いやー、楽ちんですねぇ。
なーんにも考えなくても、ちゃあんと連れて行ってくれる。
途中、寝ていても全く大丈夫。
いつも気を引き締めて、次の行動を考えねばならない自力旅行とは大違いです。
反面、自分の行きたいところばかりというわけには参りませんが、ま、中国初めてだし、だいたい何があるのかも良く知らないので、これはこれで良かったかも?
お得意の?直前申し込みだったので、自分がどこに行くのかも良くわかっていない参加者は私です(笑)。

観光も色々し、中華料理も美味しく、ちょうど今が時期の上海蟹も食して参りました。
でも、三国志とか読んでいないので、見るべきポイントをちゃんと押さえられていない気もします。
次回(って、いつ?(笑))の訪中までには、三国志を読んでおかねば。。。
旅のお供に、宮尾登美子氏のクレオパトラを選んだ時点で間違いでした。

蘇州のホテルの近くにケーキ屋さんがあったので、チョコレートケーキとモンブランを買ってみる。2個で19元(約270円)でした。
ひとつずつちゃんとした箱に入れてくれ、現地では高級品だと思います。
ベーカリーも併設していて、お客さんがいっぱい。とても賑わっていました。
店の前にあった看板によると、台湾や日本で修行したシェフが何人も働いている模様。
もちろん中国語は全くわかりませんが、なんせ漢字なので、だいたいの推測は出来る。
漢字、ブラボー!です。

モンブランだと思ったのは、中身はムースでした! だって、このスタイルを見たら、モンブランだと思うじゃないの~。
中国はまだまだ冷蔵輸送が網羅されていないのか、クリームが生でなく、たぶん植脂のパウダーを使っているのでは?と感じました。
スポンジは普通に美味しく、チョコレート部分もそんなに悪くない。
ただ、クリームを使った部分が非常に残念。
このお店は上海の街でも見かけたので、チェーン店なのかも知れません。
工場生産だとしたら、尚更流通に耐えうる配合にしているだろうと思うし、材料も国によって違うのは当然のことでしょう。
上海の、外資系のホテルなんかだと、フレッシュの生クリームなのかしらん?
子供の頃、大阪で万博があった頃から、日本のケーキは大きく変化した記憶があります。
そうしたイベントをきっかけに設備が完備され、高速道路と冷蔵輸送車が使えるようになったことが大きな要因だったのでしょうね。
昨年の北京オリンピックに続き、来年、上海では万博が開催されます。
道路も街も、万博に向けて、あちこち工事中でしたが、きっと中国は大きなエポックを迎えるのだろうと思います。
After EXPOの中国のケーキを、また食べてみたいな。

西湖近くの龍井(ロンジン)茶のお茶畑も見ました。
龍井茶は、中国茶の中でも私のお気に入りなので、茶畑を見るだけという地味な観光(笑)も、また楽し。
どの枝にも、芯を摘んだ跡がありました。
お茶の花が咲いていて、へぇ、お茶の花って今頃咲くんだー、と驚く。
形がツバキとかに似ているし、サザンカも今頃咲くから、同じような仲間なのかもね?
上海はやはり、周辺都市に比べると断然都会ですが、それでもビルディング工事の足場が竹だったり、道路の状況や商店の佇まいに、私の幼少時の日本を彷彿とさせるものがあります。
ソウルは青春時代を思い出したけれど、中国は子供の頃を思い出しました。
それだけに若いエネルギーを感じるし、妙に懐かしいような気持ちもしました。
つい最近、日本は成熟したなぁと感じることがあり、ということは、これから日本の社会は老化していく一方?と心細くなっただけに、これからという勢いが、少し羨ましくもありました。
上海には最近、日本のケーキ屋も進出したりしています。
また何年かしたら、行ってみたい。
その時のために、今回見たこと感じたことを忘れないように、覚えておかねば。
このところ、その記憶力に全然自信がないので、こうして記録しておくことも何かの役に立つかも。
ああ、上海も昔は…、って、いつか言うようになるかしら…。
by cssucre2 | 2009-12-23 23:28 | 雑感 | Comments(0)