長野県洋菓子コンクール2011

今年も、この季節がやってきました。
今年で3回目になる県洋菓子コンクール。
回を重ねるごとに、確実に参加者のレベルがアップしてきました。
やっぱりね、大勢の人の眼に触れるということは、励みにも刺激にもなりますし、また明日からガンバロウという意欲もわいてきます。

さて、シュクルからも生徒ちゃんたちが、今年も頑張って出品しました。
今年は、えーとね、たまには「いろは」順で行ってみよう~。

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まずは、あきちゃんの作品から。
今年のあきちゃんのテーマは、八重咲きのチューリップでした。
それと、サイドにあしらった絞りの模様。
チューリップにあわせるお花をいろいろ迷ったのですが、小ぶりのカーネーションと、アクセントカラーとして濃い紫色のプルドフラワーを作りました。
サイドの模様は、同じ調子で絞るのはなかなか難しいのですが、上手に絞れたと思います。

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「和」のテーマでまとめたのは、あきこさんの作品。
牡丹、雪輪、流れるようなリボンのイメージが先に出来ていて、それをどのようにケーキに表現するか苦労しました。
雪輪の部分は、ボディから張り出すランナウトカラーの手法を使いましたが、いろいろアクシデントもあり、何度も絞り直しをしました。
山盛りの宿題、大変だったと思います。

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大きなリボンケーキは、ゆうこちゃんの。
今年は、繊細な絞りのワークを作品に取り入れたいということでした。
エクステンションは、春に作ったケーキでやったので、今回はトップレイヤーにダンシングレディとレースワークを使いました。
レースワークは、もう少し、小さな口金で絞れば良かったかな?というのは、私の反省。
細い絞りも上手になってきたので、次回はもう少し制作時間に余裕を持てればいいかな~。
お花はちょっと違ったものをということで、スカビオーサをメインに。
今回、銅賞を頂きました。

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赤いバラと蜜蜂のケーキは、ゆきこさんの作品です。
ゆきこさんはシュガークラフトを初めてまだ半年あまりですが、とても上手です。
デザインもカラーも、自分のスタイルをしっかり持っているので、さくさくと制作が進みました。
パイピングとブラッシュエンブロイダリー、部分的にランナウトを使いましたが、どれもとても器用にこなしてきれいな仕上がりです。
今回の出品で意欲が出て、超大作を作ってみたいとのことなので、楽しみです。

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お次は、みきこちゃんの作品。
みきこちゃんは、去年のコンクールが終わった直後から、来年はエクステンションをやりたいと言っていて、小さな作品で練習をしてきました。
おうちが遠く、電車とバスを乗り継いで通ってきているので、本体を持ち運びすることが出来ず、時間の掛かるエクステンションは、全部通いで頑張りました。
お花は、アルストロメリアとバラ、アクセントの小花。
アルストロメリア以外はリーフ共々、すべて宿題で作ってきました。
沢山のお花の制作は大変だっただろうと思います。
今回は、銀賞、および東御市長賞を頂くことが出来ました。

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最後は、もえちゃんの作品です。
実はこの作品は、思いがけないちょっとしたアクシデントがあって、残念ながら出品がかないませんでした。
一生懸命作ったのに、とてもとても残念…(泣)。
でも、出来た作品とその過程は、決してなくなるものじゃありませんからね。
今回の作品は、カバリングとガーベラの作り方をレッスンでやっただけで、あとは全部、ひとりでおうちで仕上げました。
もえちゃんは「森」のイメージを持っていて、傘やウサギのパーツをいろいろトライしていました。
でも、組み合わせの段階で傘とウサギはうまくマッチせず、今回は使わないことにしたそうです。
イメージを具現化するのは、簡単なようで難しいものです。
カバリングは思い切った濃いグリーンにしたのですが、多色のスポンジングでいい雰囲気になりました。
パイピングのデザインも可愛く、もえちゃんらしい作品になったと思います。

「いろは」順にしたけれど、6人とも「あさきゆめみし」以降12文字の中に入っていた…。
わざわざ私、「いろは」を全部書いたよ。
だって「あいうえお」と違って、順番がそらではわからないもん。

今年も、マジパンをはじめとして飴細工やチョコレート等々、たくさんの作品が出品されました。
洋菓子協会コンクールに出品する人は、ほとんどが製菓の仕事に就いています。
製菓の仕事は、見た目の華やかさとは違って、なかなかの肉体労働です。
厨房でこつこつと、毎日の仕事をこなしながら制作するのは、気力も体力も要します。もちろん時間も。

コンクールに出す作品は工芸的なものが多く(もちろん、いわゆる「普通のケーキ」部門もあります)、これって実際のところは食べないし、何の役に立つの?という見方もあることは承知しています。
でも私は、そんな努力が見えないところで、必ずや自分の力となってくれるんだと思っています。
何より、ひとつのことに向かって一生懸命努力すること。
持っている知恵と力を振り絞って、新たな何かを生み出すこと。
それまでの自分に出来なかったことをクリアすべく、練習を重ねること。
こんなしんどい大変なこと、何か目標がなければ出来るものではありません。
そして、そんな大変な経験の中でこそ、何かが得られるのです。
それは、技術だったり、自信だったり、考え出す力だったり。
ひいては、生きていく上で必ず、その人の人生に役立ってくれます。
そんな大袈裟な、と思うでしょうが本当なのよ。
これは、トライしてみないことにはわかりません。
コンクールは、いい経験になります。確実に。

これが終わると、私の中では一段落した気分になるのですが、生徒ちゃんたちの意欲が新鮮なうちに、また違うチャレンジをして貰うのもいいかもしれません。
ああ、いい老眼鏡を新調すべきかしら……?
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by cssucre2 | 2011-06-17 17:43 | Work