叩けよ さらば開かれん

今月の初め、韓国から一通の英文メールが届きました。

韓国で、シュガークラフトの勉強をして、インストラクターとして仕事をしていること。
今月の14日~20日の間に、レッスンを受けたいこと。
何かコースがありますか?

というような内容でした。

一瞬、おお、いよいよシュクルもワールドワイドだよ~(←ちょっと調子に乗ってる(笑))、と舞い上がったものの、冷静に考えてみると、そんなこと言われても私のこの頼りない、なんちゃって英語で、レッスンなんか出来るわけないじゃない?
しかも、多分うちを東京だと思いこんでいるよなー。残念ながら、東京から3時間も掛かるんだよ、と思い、お断りのつもりで、その旨を返事しました。
そしたら速攻、折り返しメールが来て、

わかりました。
でも、やっぱりレッスン受けたいんです。
あなたのファンです。
ビギナーではないので、言葉のことは気にしないでください。

なんてことを書いてある。
私の英語もかなりひどいと自覚していますが、まぁ、ハッキリ言ってしまうと、向こうの英語も決して堪能とは言えない。
うーん、困っちゃったなぁ、と思いつつも、ファンだとか言われて、おだてに超弱い私は、何度かメールをやりとりした結果、思い切ってお受けすることにしました。
ほら、豚もおだてりゃ…って、言うじゃない?
勇気あるよ、私(笑)。いや、向こうはもっと、だけど。
というより、私に関しては、自分の力も顧みず、無謀とも言う。

結果、専門用語は、生徒ちゃんも英語でOKだし、初日は一緒のお友達が通訳も手伝ってくれ、質問もいろいろ。
いやもう、調子に乗って受けた私は、英語でのレッスンに必死です(汗)。
今回は、本人の希望を入れて、特別に3日間のカリキュラムを組んだのですが、彼女、とても上手で、作業自体は少し説明して実際にやってみせると、スイスイ捗る。
とても優秀な生徒さんで、教える側は、言葉を除けばとても楽ちんです。

初日は私が駅まで迎えに行き、2日目、3日目は、一人でバスに乗ってやってきたのですが、2日目、半分泣きそうな顔で降りてきて、バス停に迎えに行っていた私の顔を見た途端、

はああああぁぁぁぁーーーーっ

と、大きな息をついて、笑い出しました。
きっと、不安と緊張で押し潰されそうだったんだろうね。
気持ち、わかる。ホントに良く来たよ。

すべてのスケジュールが決まったのが、なんと2日前だったので、付け焼き刃に韓国語の本を買い込んで臨んだのですが、ちゃんとした語学学習本(2000円くらいした)より、遙かに役立ったのが、ダイソーで買った105円の日韓英辞典(!)。
これの単語指さしと、あとは韓国ドラマで憶えたフレーズだけが頼りです。
それがまぁ、人間、お互いに通じさせようという気持ちがあれば、なんとかなるもんだ(笑)。
そんな状態にもかかわらず、オンマは料理が上手だとか、兄弟のことまで、レッスンしながらいろいろお喋りしました。

ケンチャナヨ(大丈夫)。←ドラマで憶えた(笑)。
イップタ(きれいね)。←同上。
コッチョンアジュマ(心配しないで)。←もちろん同上。
チョワ?(好き?)←絵を描く作業は好きみたいだった。
サランヘ~(愛してる)。←出番なし(笑)。

ま、私の韓国語知識は、こんな程度です。
しかし、この数少ないフレーズが、なんと役に立ったことか!!
サランヘ以外は正しいかどうか怪しいので、これを憶えるのはよした方がいいです(爆)。

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さて、出来上がった2段ケーキです。
アイシングワークをやりたいとのことで、ブラッシュとパイピング、2種のエンブロイダリーに、レースワークとエクステンション。
お花は、サイズの大きいバラにしました。
お花の後ろに隠れちゃっていますが、リボンも付いています。

わざわざ遠くから、時間と費用を掛けて来てくださるのだし、日本の名誉も掛かっていますので(大層な(笑))、せめて、来て良かったと思って貰えるよう、今私が、自分の出来る限りのことを精一杯やろうと思いました。
もちろん近くから来てくれる生徒さんも同じですが、言葉が通じない分、なにか不足があっても言えないだろうし。
でも見たところ、とても楽しんでくれたようで、私もアタマが日韓英ゴチャゴチャになって疲れましたが、思い切って受けて良かった。
元々根性なんてものは持ち合わせていないので、追い詰められて開き直るタイプですが、たまには、このフニャフニャの根性と老眼に鞭打ってみるもんだ。
何事も、挑戦しなければ道は開けないのだなと、彼女を見て思いました。

昨夜は、通訳夫(私よりは英語がずっとマシなので(笑))も一緒に食事をしたのですが、いろいろ楽しく、日韓友好に少しはなったかな?
この前アメリカで、私はいろんな人にホントウにお世話になりました。
そのときどきに、私は私の出来ることで、いつかどこかで誰かにお返ししようと思ったのですが、その何十分の一くらいは、返せたでしょうか。
エクステンションも久しぶりにやれば楽しいし、これは神様が、もうちょっと頑張れと言ってくださっているのかも?

さて、今日はお疲れ休みと称して、本を読んだりして、ぐうたらしていました。
どこまでも自分に甘い私(笑)。
でも、彼女を見習って、ちょっと勇気を出して、私も叩いてみます。
神様、その時は門を開けてください。
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by cssucre2 | 2009-09-17 19:34 | Work